2003年の一月半ば、新年会の延長と称して地元の友人たちと毎日飲み歩いてるときのことでした。

「めっちゃおもしろいって!Mushaがはじめてからは二人でいろんなところいってるしさ…」
「こないだもWarnさんと、タロンギいって…」
「Warnじゃねぇ!WaoだWao!」
「どっちだっていっしょですよ!」
Mushaがきてからというもの、毎日のようにヴァナ・ディールを徘徊していたMushaとWaoは、いっしょに飲んでいた友人にMushaとWarnの冒険譚の数々を語りました。
「おれのパソコンのスペックでいけるかな?」
「おれはグラボかえるだけでいけたけど、そのスペックだと厳しいかなぁ。ベンチマークテストあるから、こんど試してみなよ」
「プレステでもいけますよ!」
「おれ、プレステ持ってないしなぁ。パソコン買い換えたいけど、ちと懐が…」
そんな話をしながら、その日はヴァナ・ディールの話をツマミに飲みました。
翌日、買ったばかりのFFXIを持って池袋のネットカフェに走ったひとりの男がいました。そして『Balkan』という名前のガルカ戦士がヴァナ・ディールに降り立ちました。
こんな会話がMushaとWarnの新たなる冒険譚のはじまりとなったのです。