May 18, 2010

スキー旅行 〜親切な方でした〜

 vaboのブーツが衝撃の最期を迎えたあとで、まだわれわれのブーツ合わせと板、ストックの調整は続けられていました。

 そんなことをしていると、別にスノボのブーツを履いたひとがはいってきます。

 ホテルのひとと話をしているのをきくと(つーか、きこえちゃったんだけど)、その女性は、どうも足がちいさくてブーツがあわないようです。なんか子供用になっちゃうとかなんとか。
 その人のブーツ調整と並行して、Waoたちも道具の調整をしていましたが、完了もほぼ同じタイミングでした。

 で、ホテルをでてゲレンデに向かおうと思ったのですが、さすがに近いとはいえ、すぐにゲレンデまでの道がわかるわけではありません。
 ちょうどよいところにいましたので、その女の子にきいてみることにしました。


「スイマセン。ゲレンデまで、どういったらいいですか?」
「えっ!?あ、ハイ。私もいくので、こっちからいっしょに」

 なんて、気さくに案内してくれます。

「同じホテルなんですか?」
「はい、今日きたんで、いきかたわからなくて…助かります!」

 いつから滞在しているのかわかりませんが、とても親切に話しかけてくれます。男四人組なんてあやしかったでしょうにねぇ。いや、ありがたい。


 …ん?


「えっと、ここいくんですか?」
「ここ抜けると近いんですよ〜」

 そこはホテル横の、なにやら除雪車っぽいものが止まっている、エラく細い抜け道。
 いや、道自体は細くないんですけれど、車が止まってることによって、ひとがようやくひとりぬけられるくらいの広さだったんですよね。
 彼女はひたすらにそこを進んでいきます。

「みんな!こっちだって!」

 親切心を無にすることができず、みんなを呼ぶWao。

「…ここ、ホントいけるの?」
「彼女がそういってる以上、おれは信じて進む!!」

 不安そうな仲間たちの言葉を振りきり、さらにその子について進んでいきます。

「いや、これはムリだろう…」

 仲間たちのつぶやきが聞こえてきます。

 なぜならそこには!



−− 崖 −−



 いや、実際には、雪の段差だったんだけどさ、すこしの足がかりはあるものの、ほぼ真下に2メートルくらいの落差があるんですよ…

「えっと…ここを降りるのでしょーか??」
「はい!ここが一番近道なんです!」

 満面の笑みで返事をしてくれます。そんな笑顔がまぶしいです。

「あの…うちらスキー板あるんですけど…」
「あっ!」

 そう、彼女はスノボのブーツの調整だけだったのでボードはもってきてなかったんですね。それにスノボとスキーじゃブーツの稼動域がチガウんですよ…というか、その事実にいま気がついてくれましたか…

「スマン!Wao!おれはムリだっ!」

 DRRよ、そこで冷静な判断か!?

「ゴメン、向こうからいきます」

 DISK…ともに大雪の中を遭難しかけた仲ではないか?

「おれも、あっちからいくよ〜」

 vabo!お前もか!!!

 仲間たちがひとり、またひとりと去っていきます。

 しかし!ここで引いては男がすたる!案内してくれた子にも失礼だっ!!
 とはいうものの、つい、不安な言葉が口をついてしまいます。


「あの、いちおう確認なんですが」
「はい?」
「おれのこと、はめようとしてませんよね??」
「そ、そんなことないですっ!!」


 降りることにしました。その必死さを信じよう…


「先にいって板もちますからっ!」
「だいじょぶですよっ!」

 ああ、そうさ、カラ元気さ。そんなWaoをよそに、その女の子は先に降りていきます。つーか、滑り台のようにすべって降りていきます。板がなきゃ、それもできるよねぇ。

「板、持ちますよ〜」

 とことん親切な方ですね。

 うん、親切なんだ、ちょっと天然なだけなんだこの子は。


 そう信じよう。


 そろりそろりと降りていきます。板をつきながら、転落しないようゆっくりとです。
 ぬはっ!予想以上にキツイぜ、この斜面!つか、ゲレンデ行く前にコケたくねぇ!!!

 下では女の子が心配そうにみています。


「板!板こっちにわたしてください!」
「だ、だいじょうぶ!なんとか降りれそうです!あ、そうそう」
「なんです?」
「もっかい確認ですけど、はめようとしてませんよね??」
「し、してないですっ!!」

 で、なんとか降りました。ふぅ。

「ありがとうございました!助かりました!」
「無事に降りてこれてよかったです!」


 いや、マジで。


 そんなこんなで、彼女とお別れし、仲間を待ちます。つか、そこに見えてるし…

 いや!早かった!おれのほうが早かった!!


 ということで、みんなと合流し、リフト乗り場到着!

レンタルスキー

 ちなみに、ホテルがいっしょだったはずですが、この子とは、これ以降会うことはありませんでした。


posted by Wao at 02:20 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | Ski 1st | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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