Waoの伯父さんは70歳を超えています。こないだ仕事も引退し、悠々自適の生活を送っているのですが、この伯父さん、いろんなことに興味をもつひとなんです。
去年は携帯電話を買って、アネキにいろいろ聞いてメールでやりとりをしたりしています。さすがに顔文字とかはつかってないですケドね。
携帯にもだいぶ慣れたのか、こんどはパソコン、そしてWebの世界に手をだしてみようというワケなんですね。我が伯父ながら驚きの行動力です。
パソコンはWaoのいとこが買ったやつをそのままつかうことになったのですが、回線がひかれてないためWebにはつないでおりません。
まぁ、最初は軽く使い方だけ教えようと思ってたんで逆にちょうどいいかな。
伯父さんの家にいき、パソコンの前にすわったら
「なんにもわからないから、電源のいれ方から教えてくれ」
とのコト。オーケーオーケー教えますとも。
「これがパソコンの電源。んで、こっちがモニターの電源ね。ここが光ってたら電源がはいってるってコト」
「どっちからつけたらいいんだ?」
「え、えっ、ど、どっちからでもいいケド…ま、まぁ、とりあえずモニターの電源いれてからパソコンの電源いれてくれればいいかなっ」
のっけからいきなりあせりました。いやぁ、自分が常識って思ってることは常識じゃないってことをいきなり思い知らされましたヨ。
「で、マウスを動かすと、この矢印が動くのね」
「いま、指にかわった!これは?」
「あ〜それは、ハイパーリンク…いや、その文字になんらかの機能があってクリックできる場合に指の形にかわるのね」
いろんなコトに興味をもちます。
「マウスが(机のはじにいって)これ以上いかなくなったりするだろ?矢印をもっと上にもってきたいときはどうしたらいいんだ?」
「マウスは裏面がどこかにくっついてるときだけ反応するのね。だから持ち上げて移動すれば、矢印は動かないから。ほら、設置してれば腿でも矢印は動かせるし」
典型的な質問に小技で答えます。
「〜ってなったらどうすればいいんだ?」
「それはね…」
「おとう、わからなかったらとりあえず『×××』(閉じるボタン)って押してけばいいから!」
ここで娘乱入です。
いとこなんですが、父親はこんなに生真面目なのに、娘はこんな感じでアバウト。不思議なモンです。
「とりあえず、今日はこんなトコかな。回線のほうは、おれのほうで手続きしておくから」
「たのむな」
「うちのも回線はやくできるんだよね?」
「あ〜、そうだね、そうしないと表示遅いでしょ?」
「うちのもお願いね」
来週は二件分の設定をしてくることになりそーです。
さすがに伯父さんもちょっと疲れちゃったみたいですが、Webの世界をのぞけるようになれば楽しくなると思うしね。
がんばって楽しんでもらいたいです。