「これでなんとか鎖かたびらくらいは1セットそろえられるか? いくらだろーなぁ……」
「よしよし、これで下半身もOK!」
「腕……まではムリか。せめて足でも買って、この『エルフのサンダル』は、はきかえたいね。なんだよバトルするのにサンダルってさ!」
(ちょっとお金が貯まったからって、無駄づかいするものではありませんよ)
「……でたな」
(装備はたしかに重要だけど、他に大事なものもあるのではないですか?)
「あんたのおかげで、戦士なんだからな! 防具くらい充実しないと死んじまうだろっ!」
(なるほど、あなたの命を守るのは防具だけですか……命を助けられるのは防具だけだったかしらね?)
「なーにいってんだよ、防具強化しとけば、戦ってもHPの減り少ないわけだし、回復につかう『やくそう』だって……」
(そうですか、自分の命が、そんなに大事ですか……まだいろいろと勉強が必要なようですね。次はなにをすればわかるのでしょう……いや、なにしちゃいましょうかね! オーホッホ!)
「……うっさい」
(またそういう口のききかたを! どうしてくれようか! このガキ!!!)
「わーかってるよ。いちいちいわれなくても。なんで、おれが、いまここに立ってられて、それが、誰のおかげかもな」
モミ:やくそう、ありがとう!
ワーン:昨日のお返しデス。つかわせちゃったからw
モミ:気をつかわないでいいのにw
ワーン:ところで、もみさん、いま時間ある?
モミ:あります! ありまくりです!
ワーン:これから、昨日はなした友人と、レベルあげいくんだけどさ。いっしょにどう?
モミ:ぜひ!

ワーン:もみさん、これが、話してた友人のバルカナ。バル、こちらが昨日あった、もみさん。
バルカナ:おお、このひとが! よろしくお願いしまーす。
モミ:よろしくですー。
ワーン:んで、バル、どこいくん?
バルカナ:んー、ふたりのレベルなら、オルフェアでトンブレロがオススメかなー。
モミ:いったことないですね。
バルカナ:電車にのっていきまーす。
ワーン:お、おれ、電車初乗り!
モミ:はじめてだなー。
<<オルフェア駅>>

そのまま、バルにつれられて、モミさんとともに、オルフェア西につきます。

バルカナ:サポートでパラディンさんやとっておいたw そして、超元気玉もつかう!
モミ:ありがとうございます!
ワーン:さんきゅー。んじゃ、もみさんいこーぜ!
バルカナ:ごーごー!

ワーン:うわ、またレベルあがった! トンブレロ、そんな強くないのに、経験値すごいな。
バルカナ:昔はみんな、トンブレロばっかり狩ってたんだよねw
ワーン:豚肉、うまいw
モミ:トンカツー!
バルカナ:うまそうw
はじめてあったときから軽口ばっかたたいてるな、おれたち。
バルカナ:ちょっとトイレー。
ワーン:おけ、休憩ー。

モミ:バルさんの、このステータス。
ワーン:ん?
モミ:レベル高いのもあるだろうけど、いろんな職業やってるからかな?
ワーン:あー、なんかおれがアストルティアくる前に飲んでるときに、よく「パッシブが……」って語ってたなぁ。
モミ:ほう。
ワーン:まぁ、酔ってたから、細かいことおぼえちゃいないがw
モミ:www
バルカナ:ただいまー。
ワーン:お帰りー。
モミ:おかー。
そんなこんなでレベルあげ終了。風の町アズランにもどります。
ワーン:そういえば、バル。
バルカナ:ん?
ワーン:もみさんに、フレンド登録のお願いとか、チームのお誘いした?
バルカナ:あー、まだだった。モミさん、フレンド登録お願いできます?
モミ:はい、ありがとうございまーす!
バルカナ:で、いまワーンがいったように、私、チームをつくっているんですが、よろしければモミさんもいかがです?
モミ:ふむ、チーム、か。興味あるなー。
バルカナ:チームといっても、最近、ログインできてるのは、私とワーンくらいの少人数チームなんですけどね。
モミ:少人数好きですw
ワーン:おお!
モミ:はい。よろしくお願いします!
バルカナ:ありがとー!!! では、お誘いしますねーー!!!
ワーン:もみさん、今後ともよろしく!
と、まぁ、こんな風に、モミさんが、われらのチーム『レティクル座行超特急』に参加することになりました。
そして、ここから一緒に、たくさんの冒険をしていくことになります。
それらのお話は今後の続きで。
ちなみに、現在のモミさんとワーンにありがちな会話抜粋。
ワーン:お、もみさん、髪型かえたんだー。パーマ?
モミ:寝グセw
ワーン:寝ぐせかよっ! 爆発しとるwww
モミ:明日になったらもどりますw
髪型変えるの、一回最低でも1000ゴールドから。
ワーン:お、もみさん、家買ったん?
モミ:買っちゃったw Sサイズだけどねw
ワーン:それでもけっこうしたでしょ?
モミ:20000あればいける!
ワーン:そんなよゆうあるん?w
モミ:スッテンテンwww
いや、まだ、家買うほど裕福じゃないでしょ、おれらのレベル。
ワーン:お、もみさん、浴衣? いいじゃん。
モミ:買ったw
ワーン:ちなみに、おいくら?
モミ:7000ゴールドw
ワーン:また無駄づかいを……
モミ:キャラメイク重要!
ワーンに『だいじなもの』を教えてくれたひとは、かなりな浪費家でした。
でも、毎回笑わせてもらってます。
また、装備の組みあわせセンスがいいんだな、モミさん。
レティクル1のオシャレさんです。
【画像著作権 http://sqex.to/cau】