今朝、そんな通勤電車の中で懐かしい友人と出会いました。
電車を乗り換えようとしたとき、扉のところに立っていた小学生の女の子が本を読んでいました。何気なく、その開かれている頁とその挿絵を見たとき、懐かしい顔がWaoの目にはいってきました。
その人の名はジョン・ドリトル。イギリス郊外の『沼のほとりのパドルビー』というところで獣医をやっているはずです。過去も、現在も、そしてこの先も。
そうです、子供の読んでいるお話の中の人物ですね。Waoはこの動物の言葉を話せる変わり者の獣医さんの旅のお話が大好きでした。
もはや大人になってまさか通勤途中で彼に会うとは思ってもみませんでした。一瞬しか見ませんでしたが、夢中になってドリトル先生との旅を楽しんでいるその女の子は、きっと昔のWaoと同じようにドキドキしながら頁をめくっているんだろうなぁと、朝から、ちょっと感慨にひたってしまいました。
名作はやはり何年たっても読み継がれるものなのですね。
世界各国で読まれているお話ですが、日本では岩波書店から「ドリトル先生物語全集」が出版されております。翻訳は敬愛する井伏鱒二先生です。
独特の語り口調での、やさしい獣医さんのお話を読んでみませんか?